温泉ソムリエの勝手にうんちく
泉質の特徴を一言で表しますと「やさしい」泉質となります。
正式な泉質名は「単純温泉」といい、日本で一番多い泉質となります。
単純温泉とは成分が単純なのではなく、含有成分量が一定量に達していないものを言います。
つまり体にやさしい成分の薄い温泉なので刺激が少なく、もっとも湯あたりのしにくい、石鹸の効きが良く、柔らかい泉質となります。
また、刺激が少ない事からリハビリなどに利用され「脳卒中の湯」「神経通の湯」としても有名です。
源泉である白銀の湯には「メタケイ酸」の成分が大変多く含まれている事が特徴です。
「メタケイ酸」とは泉質名には反映されないのですが、温泉1㎏あたりに50mg以上(50mg /kg)メタケイ酸が含まれていれば「温泉の定義」にあてはまります。
メタケイ酸は胃の粘膜を修復するはたらきがある事から、角質膜形成を促進すると考えられ「美人の湯」にあてはまると考えられます。
メタは天然ベンジン、ケイ酸はガラスやメノウを光らせる成分で、自然に体を洗ってくれてツヤを出します。小さなお子様、ご高齢の方、病後の方に適した「やさしい」泉質となります。